ライター紹介

榊原 靖
・ザ・ビジョン発行人
・株式会社FPJ 代表取締役
・起業スクール「SATURDAYS」主催
・榊原行政書士事務所 代表

自称マーケティングオタク。大手通信会社のトップ営業マンを経て、独立開業。初めての起業は、「かき氷の移動販売」という異色の経歴の持ち主。その後、行政書士から始まったビジネスは、お客様の要望に応じて進化を重ね、「コンサルティング」「コーチング」「企画」へとフィールドを広げ、株式会社FPJの立ち上げに至る。「ビジョン」を軸とした独自のコーチングメソッド「ビジョンコーチング」、そのビジョンを実現するための手段として「ダイレクトレスポンスマーケティング」、そこに「フロー」という心理学の要素を加えることで生み出される独自のビジョン達成メソッドで、定義された「成功」とは違う「自分らしく豊かになる」人を生み出すことをミッションとしている。

「史上最低の起業」

僕の初めての起業は「かき氷の移動販売」でした。当時26歳。どこで見たかも忘れた「商売の基本を知りたければ屋台を引け」という言葉に導かれるまま、迷いもなく、貯金をはたいて移動販売を始めました。

「ひと夏で800万の利益を出して、とりあえず世界一周にでも出よう!」

本気でそう思ってました。

しかし、結果は見事なまでの失敗。

誰が見てもはっきりとわかる、気持ちいいくらいの失敗。

ていうか、周りもうまくいくと思ってる人なんていなかったけど。

商売どころか、愛知万博で売りたいな~と思って下見にいったり、マンゴーかき氷がよさそうだと思って、台湾に行ってみたり、こだわりまくって移動販売車をいじってたら夏が終わりかけてました。

大急ぎで売りに向かったのは、もちろん海!自由な風を感じながら、海岸線を走る。

で、適当なビーチを見つけたら車を止めて勝手に販売!朝から晩まで走りまわって売れたのはたったの5杯でした。

それからも車をいじる日々。そして、夏は終わりました。

夏休みの工作で移動販売車作ったようなもんです。

信じられますか?

数ある起業の中でも、最低最悪でしょうね。

もしも、「こんな起業は失敗するチェックリスト100」があったとしたら、満点取れるくらいのレベルです。

リアル中二病が起業するとこうなるというモデルケースです。

車をいじってたら、夏はあっという間に終わり、わずか半年で貯金はゼロどころか、はじめてのアコムも経験済み。

そんな途方に暮れるくそ暑い残暑の中、コンビニで雑誌を見ていて、ふと目に入ったのが移動ピザ屋のおじさんの記事でした。

トラックに石窯を積んで、ピザを焼くというダイナミックな移動販売。

「なんやこのインパクトは・・・、それにしてもダッサいトラックやな・・・」

普通の2トントラックにペンキでトリコロール柄が書いてある、その荷台にコンクリートそのままの石窯が積んである。

正直、度肝を抜かれました。

しかし、インパクトはありました。自分よりも明らかに商売としてもうまくいってそう。

そして、藁をもすがる思いで、記事に書いてあったおじさんの携帯へ電話をかけました。

「はじめまして、雑誌を見てお電話しました。僕はかき氷の移動販売で起業したんですけど、車をいじってたら夏が終わってたんです。お金も無くなって、初めてのアコムも経験して、これからどうすればいいのかわからないので、一度相談に乗ってもらえませんか?」

厚かましい話です。

すると、おじさんは「ええよ~、週一回、月見山(兵庫県神戸市の地名)の駅近くで販売してるから一回おいで。」

予想以上に、軽い感じでオッケーが出ました。

そして、約束の日、待ち合わせ場所に行くとすでに石窯トラックで販売を始めているおじさん。

生で見るトラックは、写真で見る以上に「かっこよさ」や「おしゃれ」とは程遠いビジュアルです。

おもいっきりペンキで手書きしたとわかるトリコロール柄、何の装飾もされていないまんまコンクリートの石窯がトラックの荷台に乗っている。

そして、看板もかなりパンチが効いてます。

ペンキで雑に手書きされた、

「ピザ うすい 石窯」

「ピザ ミラノ風」

「うすい イタリア」

下手くそな・・、いや、個性的な文字が元気よく書かれてました。

「なんじゃこのダッサい車は・・、胡散臭すぎるやろ・・・、なによりこのおっちゃん、絶対イタリア行ったことないやろ・・・」

唖然としながら見ていると、そんなこととは関係なく次から次へとお客さんがピザを求めて集まってきます。

ちょっとした行列もできています。


「あんなにダサくて胡散臭いのに??なんで??」

それに引き換え、ビジュアルや内装こだわった車で、目新しい商品を売っても全く売れずに終わった自分。

一体何が違うの?

これまで僕が考えてきたこととは真逆の移動販売屋さんが目の前で行列を作っている。

頭の中は、はてなマークだらけでした。

その後、おじさんに近所のサイゼリアで相談したところ、結局おじさんがピザを販売しない冬の間、その移動販売車を月7万円でレンタルすることになったのです。

それが決まった次の日から毎日、おじさんから生地やソースの作り方など販売するために必要なことを一つずつ教わりました。

そして、ほんの少しの「商売の基本」と。

この後、史上最低最悪な起業をした僕でも、ピザの移動販売開始から1か月ほどで、安定的に利益を出す仕組みを作ることができました。小さな小さな成功だけど、「商売の基本」を身をもって知ることができた貴重な経験です。

その後、紆余曲折を経て、大学時代に取得していた「行政書士」という資格を使ってビジネスを始めることになるのですが、この起業物語は、また別の機会に詳しくブログにも書いていきます。

創業から数えると15年、行政書士事務所を開業して13年。
今では少し豊かになって、仕事に困ることもありません。
毎日13時に出社して、16時には仕事を終える。
そこからは、趣味の柔術や英会話、友人家族との時間を過ごす。
また一昨年は、33日間の休暇を取って夢だった社長のまんまで世界一周の旅をしました。
昨年も33日の休暇を取って、アジア一周の旅に出ました。
そんな自由な毎日に感謝して過ごしています。

この15年間は、山あり谷あり、アコムとお友達(他ともお友達になりました)になりながら、少しづつ経験とノウハウを積み上げてきました。それらのノウハウが今の生活スタイルを作ってくれました。その核となったのは「ビジョン」と「マーケティング」そして「自分らしく生きる決意」です。

これまで、内装職人、家庭教師、営業マン、移動販売、コーチング、コンサルティング、経営を通じて様々なことを経験しながら、テストを繰り返し、失敗や成功を経て、培ってきた生のノウハウがここにはあります。

営業に出会い

マーケティングに出会い

戦略に出会い

コーチングに出会い

心理学に出会い

忘れていた自分に出会い

そして、たどり着いたこと。

それが「ビジョン=情熱の源泉」でした。

誰もが自分だけのビジョンを掲げて情熱的に生きていく権利がある。
だけど、それだけの情熱を傾けられるビジョンが見つからない人がほとんどです。

自分だけのビジョンに向かって真っすぐに突き進む情熱的な人生。

「自分らしく豊かな人生を生きる」

そんな人生を歩んでいるのはほんの一握りです。

その差はなにか?

それは単に「気づくか」「気づかないか」これにつきます。
自分の中にある抑えられないほどの情熱に気づけるか?
周りの目や評価も気にならないほどの情熱の源泉に気づけるか?

私たちとつながる一人でも多くの人が、その源泉に気づき、ビジョンを掲げ、もっと情熱的で、もっと自由に、もっと自分らしく豊かに生きること。

それが、私たちFPJの願いでありミッションです。

私たちは、応援します。

共に成長、共に感動できる仲間として、私たちは価値ある情報やノウハウを発信し続けます。

 

座右の銘 過去に学び、未来に備え、今を生きる
好きな食べ物 完全無欠バニララテ
好きな本 フォーカル・ポイント ブライアントレーシー著
趣味 サーフィン、ブラジリアン柔術(グレイシーバッハ)