From:榊原 靖
@自宅の書斎から。
コロナ自粛生活1か月経ったころの話。
私「もう限界、焼肉が食べたい・・・」
外食にも、ながらく行っていない。
家の食事もおいしいけど、たまには大好きな焼肉屋さんに行きたいね。
そんな、たわいもない嫁との会話からの一言。
大好きなあのお店の料理を食べたい。
あなたも、自粛中そんな欲求にかられたのではないだろうか?
それから数日後、その焼肉屋さんの前を通ると「持ち帰りOK」の看板!
すぐさまUターンしてお店へ入店。
榊原「持ち帰りいけますか!?」
店員「もちろんいけますよ」
ということで、いつものお気に入りを注文して家に帰った。
喜ぶ嫁。
いや違う、めちゃくちゃ喜ぶ嫁。
念願の焼肉のはずが・・
その晩、ホットプレートを用意して、いざ、自粛焼き肉がスタートした。
肉が焼き上がり、待ちきれんとばかりに口に運ぶ。
う、うまい!
やっぱり、ここの焼き肉はう、う、うまい?
あれ?
こんな感じだったかな?
明らかに、いつもと違う肉の味。
何故だ?
家族の間に、不穏な空気が流れる。
そこから先は、控えめな「おいしいね」の中で静かに自粛焼肉は幕を閉じた。
なぜだ!!?
肉の質が落ちたのか!?
いや違う。
肉は見るからにオイシそうだった
タレか?
これも違う。
お店のたれをもらってきた。
焼き方か?
いや、いつも通りの焼き加減で食べたはず。
この残念焼き肉会の真犯人を絞り込んでいく。
残るは一人・・・
犯人はあいつ・・・
ホットプレートだ!
という事で、アマゾンで最も評価の高かったアラジンの無煙ロースターを速攻で注文。
到着と同時にリベンジを挑んだ。
運命の自粛焼肉再戦
肉もタレも準備万端。
あとは、アラジンを信じて焼くだけだ。
じっくり上からの熱で焼くことで、煙も出ない構造らしい。
うむ、偽りなし。
しかも、ゆっくり静かに焼けていくので、焦がすことなくうまく焼ける。
そして、肉は焼きあがった。
少し緊張しながら口へ運ぶ。
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う、うまい・・・
人は本当においしいものを食べたときは大騒ぎしない。
静かに噛みしめる最高の味。
私「焼肉屋さん超えてもた」
静かにうなずく嫁。
最高の買い物をしたと褒められた。
うれしかった・・・
このロースターがあれば、誰が焼いても焼肉屋並みにおいしい焼肉を、自宅で食べることが出来る。
そういえば昔、テレビで聞いたことがあった。
肉は「焼き」で味が変わる。
炭火を使って、網の上で余分な脂を落として焼くのがいいらしい。
しかも、その焼き加減が味を左右する。
スーパーの肉でも、焼き方次第で高級焼き肉店並みの味に出来るらしい。
昔、知り合いの料理人を、私が当時よく行っていた大衆焼肉に連れて行った時。
完璧な焼き加減で肉奉行をしてくれた。
その時の味は、いつものの焼肉屋が、高級焼き肉店に変わったかと思うほど旨かった。
この焼肉事件・・・会社でも同じでは?
これは、会社でいう「営業」「集客」でも同じではないだろうか?
いくら良い商品(肉)があっても、売り方(焼き方)が下手くそでは、売れない(おいしくならない)
たまたま、売り方がうまい営業マンがいたとしても、退職すれば終わり。
会社にとって、本当に必要なのは良い商品や、良い営業マンではなく(もちろん悪い商品はダメだけど)誰でも、同じように売れるよう仕組みではないだろうか?
良い商品や、上手な営業マンに頼り切っている限り、安定はいつまでたっても手に入れることはできない。
だれが焼いてもおいしくなるロースター。
このロースター。
あなたの会社で言えば、何に当たるだろう?
その答えが、あなたの会社の営業マン問題を解決してくれるかもしれない。
PS:「良い営業マン」を探し続けても、育て続けても意味がないような気がする。目指すべきは、「おばあちゃんでも売れる」ことではないだろうか。