ビジョンとは何か?

あなたには、明確でブレない「ビジョン」がありますか?

1年後、3年後こうなっていたい。
いや、「こうなっている」と確信できているビジョンを持っていますか?

明確なビジョンとは、将来こうなりたい、こうなっていたいという、将来のある時点での具体的な未来像です。

自分が本当にしたいことがわからない・・・
目標を持って突き進みたいけど、目標が見えない・・・
ブレない自分になるには・・・

こんな風に、自分がやりたいことや進むべき道に迷っている経営者はたくさんいます。

かくいう私も迷います。
一般的には経営者と聞くと、しっかり自分を持って、
ビジョンや目標を掲げて真っ直ぐ突き進んでいるように思われがちです。

しかし、ほとんどが迷いながら、悩みながら日々経営しています。

自分らしく生きるとは?
自分の叶えたいビジョンとは?

こんにちは。
ザ・ビジョンの榊原です。

私は起業して約15年間で仕事やプライベート合わせると、600人近くの経営者とお話してきました。
いや、もっとでしょうか??
ま、数字はさておき、とにかくたくさんの経営者と接してきました。

その中で、悩める経営者も大きく分けて2種類あることに気が付きました。

楽しそうな経営者
楽しくなさそうな経営者

どうせ経営者になるなら、楽しく経営者したくないですか?
今回の記事では、多くの経営者と接してきた中で見つけた「楽しい経営者」になるためのヒントをお伝えしたいと思います。

社長は孤独で苦しい仕事?

起業したての頃に、初めて経営者の集まりに参加したときに感じた感覚。
それは10年以上経った今も変わりません。

それは「社長って、みんな、なぜこんなに大変そうなんだろう、なぜこんなにストレスを抱えてがんばってるんだろう」

それまではサラリーマンだったので関わることの少なかった「社長」という人たち。
自分が経営者になって、初めて接する多くの「社長」は、ほとんどが想像していた「社長」とは違いました。

「お金のこと」「社員のこと」「経営者としての自分のこと」「後継者のこと」「会社の未来のこと」・・・たくさんの悩みを抱えながら、苦しみながらも前を向き、必死で勉強をする「社長」がそこには、たくさんいました。

社長って、もっと楽しい仕事じゃないの?
社長って、サラリーマンより自由でお金もあって充実してるんじゃないの?
社長って子供がもっと憧れたくなるような存在じゃないの?
社長ってもっとキラキラ輝いてる人じゃないの?

夢を描いて起業したばかりの自分には、初めて接する中小企業の経営者たちとの時間は、疑問や違和感の連続でした。

「なんで、みんなこんなに楽しくなさそうなんやろ・・・」
「社長って大変で孤独って言うけど、こういうことなのかな?」
「これが世の社長の現実なのかな?」

俺が思ってたのは、ただの理想なのか?

でもそんな中でも、キラキラと輝く魅力的な経営者にごく稀に出会います。

楽しそうな経営者と、楽しくなさそうな経営者

この違いはなんだろう?
同じ「社長」という人種でどうしてこんな違いが生まれるんだろう?

儲かっているから?儲かっていないから?
社員が多いから?少ないから?
創業者だから?二代目だから?

明確な答えがわからないまま、数年が経ちました。
その間、私自身も、苦しいこと、楽しいこと、学び、反省、気づき、経営者として人として「社長」という仕事を通じてたくさんの経験をして、少し成長もできました。

そして、創業から10年目を迎えた時に、ふとよぎった思い・・・

自分は、キラキラと輝く社長になれているだろうか?
10年前の自分は今の自分に憧れるだろうか?

答えは「ノー」でした。

いつしか僕は、「こうあるべき社長像」「まじめな社長像」を目指して「失敗しない経営者」みたいなものを追いかけていました。
確かにその学びが、少しだけ豊かな今を作ってくれました。
でも、そこに自分自身の「ビジョン」はありませんでした。
そこに、どんな批判や失敗も恐れないほどの「情熱」はありませんでした。

情熱こそ人生の醍醐味です。
そして叶えたいビジョンこそ、情熱の源泉です。

私が、たくさんの社長と接してきた中で見つけた「楽しそうな社長」と「楽しくなさそうな社長」の決定的な違い・・・

それが「絶対に叶えたいビジョン」の有無です。

誰かに言われたり、どこかで見たような横並びのビジョンではなく、自分だけの「ビジョン」です。誰に何を言われようが、どんな批判を受けようが動じない。

情熱の源泉=ビジョン

明確なビジョンは、情熱を生みます。
明確なビジョンは、自分の進むべき道に対する迷いを消します。

これまで事業計画を作り、理念・指針などを作り、関わる人に共有してきました。
それは、ただ単に「ビジネスをやるため」です。

ビジネスは手段、目的ではない。

ビジネスは、あくまでもビジョンを達成するための手段です。

ビジネスが目的になっていませんか?

三人の石切り工の話をご存知でしょうか?

三人の石切り工が、何をしているかを聞かれて、
第一の男は「これで暮らしを立てている」と答えた。
第二の男は手を休めず、「国中で一番上手な石切りの仕事をしているのさ」と答えた。
第三の男は目を輝かせ、夢見心地で空を見上げながら「大聖堂を作っているのさ」と答えた。

この3人は、同じ仕事をしていても、見ている世界、感じている感情が全く違います。
第三の男にはビジョンが見えています。
どこに向かって進んでいるのかが明確にわかっています。
一番情熱を持って、いきいきと仕事をしているのは第三の男です。

自由を感じる瞬間

私も数年前ビジョンを明確にした途端、腹の底から情熱が湧いてきました。
そして、心から自由を感じました。
進むべき道をまっすぐに見つめ、迷いなく突き進む「社長」はキラキラと輝き、その輝きに人は引き寄せられて、いつしか強い「チーム」が出来上がります。

あなたはキラキラと輝く社長ですか?
10年前のあなたは、今のあなたに憧れますか?

あなたには、明確なビジョン=情熱の源泉がありますか?

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