あなたには「会社のビジョン」ではなく「自分のビジョン」がありますか?
経営者であれば会社のビジョンはあると思います。
では、自分は1年後10年後こうなっている、という自分の明確なビジョンを持っていますか?
明確なビジョンとは、将来こうなっているという、将来のある時点での具体的な未来像です。
自分が本当にしたいことがわからない・・・ 目標を決めて走り出すけど、ブレーキを踏んでしまう・・・ ブレない自分になるには・・・ 自分に自信を持って生きるには・・・ |
こんな風に、自分がやりたいことや進むべき道に迷っている経営者はたくさんいます。
また逆に、実は自分がやりたいことはわかっている。
だけど、人の目や世間体が気になって言えない、できない・・・
そんな経営者もたくさんいます。
一般的に「経営者」と聞くと、
しっかり自分を持って、ビジョンや目標を掲げて真っ直ぐ突き進んでいるように思われがちです。
しかし、多くの経営者は迷いながら、悩みながら、仲間と励まし合いながら日々経営しています。
自分らしく豊かに生きるとは?
本当のビジョンとは?
こんにちは。
ザ・ビジョンの榊原です。
私は起業して今年で20年目になります。
その間、仕事やプライベート合わせると、500人近くの経営者とお話してきました。
いや、もっとでしょうか??
ま、数字はさておき、とにかくたくさんの経営者と接してきました。
その中で気づいたのは、経営者も大きく分けて2種類あると言うこと。
シンプルに表現すると、、、
楽しそうな経営者
楽しくなさそうな経営者
どうせ経営者になるなら、楽しく経営者したいですよね。
今回の記事では、多くの経営者と接してきた中で見つけた「楽しそうな経営者」になるためのヒントをお伝えしたいと思います。
社長は孤独で苦しい仕事?
起業したての頃に、初めて経営者の異業種交流に参加したときに感じた感覚。
それは20年以上経った今も変わりません。
それは「社長って、みんな大変そう、なんでこんなストレスを抱えてがんばってるんだろう」
それまではサラリーマンだったので関わることの少なかった「社長」という人たち。
自分が経営者になって、初めて接する多くの「社長」は、ほとんどが想像していた「社長」とは違いました。
「お金のこと」
「社員のこと」
「経営者としての自分のこと」
「後継者のこと」
「会社の未来のこと」
・・・たくさんの悩みを抱えながら、苦しみながらも前を向き、必死で勉強をする「社長」がそこには、たくさんいました。
社長って、もっと楽しい仕事じゃないの?
社長って、サラリーマンより自由でお金もあって充実してるんじゃないの?
社長って子供がもっと憧れるような存在じゃないの?
社長ってもっと魅力的な人たちじゃないの?
夢を描いて起業したばかりの自分には、初めて接する中小企業の経営者たちとの時間は、ある種のショックと違和感の連続でした。
「なんで、みんなこんなに楽しくなさそうなんやろ・・・」
「社長って大変で孤独って言うけど、こういうことなんかな?」
「これが世の社長の現実なのかな?」
思ってた社長ってのは、ただの理想なのか?
でもそんな中でも、キラキラと輝く魅力的な経営者にごく稀に出会います。
楽しそうな経営者と、楽しくなさそうな経営者
この違いはなんだろう?
同じ「社長」でどうしてこんな違いが生まれるんだろう?
儲かっているから?儲かっていないから?
社員が多いから?少ないから?
創業者だから?二代目だから?
楽しそうといっても、一見すればみんなそう見えます。
しかし、それは表面上の楽しそうであって、本当に心から人生や経営を楽しんでいる経営者とは明らかに違います。明確な答えがわからないまま、数年が経ちました。
その間、私自身も、苦しいこと、楽しいこと、学び、反省、気づき、経営者として人として「社長」という仕事を通じてたくさんの経験をして、少し成長もできました。
そして、創業から10年目を迎えた時に、ふとよぎった思い・・・
自分は、楽しむ社長になれているだろうか?
10年前の自分は今の自分に憧れるだろうか?
答えは「ノー」
いつしか私は、「こうあるべき社長像」「まじめな社長像」を目指して「失敗しない経営者」みたいなものを追いかけていました。
確かにその学びが、少しだけ豊かな現実を作ってくれました。
でも、そこに自分自身の「ビジョン」はありませんでした。
どんな批判や失敗も恐れないほどの「情熱」はありませんでした。
たくさんの社長と接してきた中で見つけた「楽しそうな社長」と「楽しくなさそうな社長」の決定的な違い。
それは「ビジョン」の有無です。
正確には「本当のビジョン」があるかどうか。
この「本当の」がポイントです。
本当のビジョンとは誰かに言われたり、どこかで見たような横並びのビジョンではありません。
本当のビジョンを持った人は、誰に何を言われようが、どんな批判を受けようが動じない。
そんな強さを持っています。
他人軸から生まれるビジョン=偽りのビジョン
自分軸から生まれるビジョン=本当のビジョン
本当のビジョンは、情熱を生み出します。
情熱は、自分の進むべき道に対する迷いを消します。
私もこれまで事業計画を作り、理念や指針を作り、関わる人にも共有してきました。
それは、ただ単に「ビジネスをうまくやるため」です。
ビジネスは手段。目的ではない。
ビジネスは、あくまでもビジョンを達成するための手段です。
多くの楽しくなさそうな経営者は、自己犠牲をして他人軸から作った会社のビジョンに自分の人生を合わせようとしています。
楽しい経営者は、自分軸から作った社長個人のビジョンを会社のビジョンに合わせようとします。
どちらも会社のビジョンを実現することに変わりはないですが、根本から違います。
後者を社長のわがままと捉える方もいます。
稲盛和夫氏の言葉に「情熱とは成功の源だ」と言うものがあります。
本当の情熱とは、自分軸からしか生まれません。
なので、会社のビジョンの前に社長個人のビジョンが必要なわけです。
三人の石切り工の話をご存知でしょうか?
三人の石切り工が、何をしているかを聞かれて、
第一の男は「これで暮らしを立てている」と答えた。
第二の男は手を休めず、「国中で一番上手な石切りの仕事をしているのさ」と答えた。
第三の男は目を輝かせ、空を見上げながら「大聖堂を作っているのさ」と答えた。
この3人は、同じ仕事をしていても、見ている世界、感じている感情が全く違います。
第三の男にはビジョンが見えています。
どこに向かって進んでいるのかが明確にわかっています。
一番情熱を持って、いきいきと仕事をしているのは第三の男です。
人生に自由を感じているかどうか?
これは「あなたは自由ですかー!」みたいなお気楽話でありません。
本当のビジョンを生きているかどうかの判断基準です。
自分軸で物事を捉えきれているか?それとも他人軸か?
自分軸とは、自分の価値観を判断基準とした生き方です。
他人軸とは、他人の目や評価など自分以外の価値観を判断基準とした生き方です。
もし、不自由さを感じているとしたら、それは偽りのビジョン=他人軸から生まれたビジョンを生きている可能性が高いです。
その場合は、今すぐ立ち止まってビジョンを見直すべきです。
私も数年前ビジョンを明確にした途端、腹の底から情熱が湧いてきました。
そして、心から自由を感じました。
それは今でも続いています。
あなたは楽しそうな社長でしょうか?
10年前のあなたは、今のあなたに憧れますか?
あなたが社員だったら、あなたを見て社長になりたいと思いますか?
もしも答えがNOだったら・・・
本当のビジョンの作り方
本当のビジョンは、他人軸の生き方からは作れません。
本当のビジョンを作るには大きく言えば3つのステップがあります。
- 自分軸の土台となる大切にすべき価値観を明確にする。
- 価値観を土台とした「ありたい自分」を明確にする
- ありたい自分から見た叶えたい未来をビジョンとしてセットする
簡単ではないですが、是非、時間をとって見直してみてください。
========================
ここまでしっかり読んでいただいた方へ。
あなたの本当の人生ビジョン作成に役立つ究極のシートを無料でプレゼントしています。
ここまで読んできたことが、すでにビジョンの扉に手をかけてます。
その扉を開くことをやめないでくださいね。
今すぐ、ダウンロードして確認してみてください!